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街メモ |
「どんどん焼き」基本情報
~三島市・子どもは地域の宝事業~
正月飾りを焼いて新年の無病息災を祈願する火祭り「どんどん焼き」(どんど焼き)は、小正月(15日)の伝統行事として、全国各地域の自治会や神社などで開催されています。
各家庭の正月飾りや書き初め、お守りやだるまなどを焼いてもらうことができます。
今回は、三島消防署・郵便局近隣区域・南田町町内会のどんど焼きにお邪魔してきました。
こちらでは、三島市で推進している「子どもは地域の宝事業」の一環として、こうした行事を行っているとのこと。
「子どもは地域の宝事業」は、三島市が、自治会や町内に対して補助金を交付する制度で、子どもの誕生「お祝い会」や子育て支援活動に対して助成する事業です。市内の各自治会では、この制度を活用して、「どんどん焼き」や「もちつき」など多くの行事が開催されています。
お飾りの回収
町内で正月飾りや書初めが集められ、支柱が組まれます。
点火
いよいよ点火。大人たちに混じって、子供もたちも参加します。
火は一気に燃えあがり、時折、パチンパチンと激しい音をたてて、正月の飾り物や子供たちの書初めなどを焼いていきます。
無病息災を願い、天に手を振る子供もいます。
支柱の先 「だるま」
支柱の先にはだるまが飾られ、天に向かい迫りくる火を待ち構えているように見えます。
どんど焼き 焼け落ちる
火柱が支柱の真ん中あたりにくると、支柱が傾き始めます。
大人が子供たちに注意を促し、少し離れたあたりからみんなで支柱の行方を見守ります。
支柱が倒れる方向がわからないので、傾いた時点で注意が必要です。
(とくに子供づれの方は離れた場所で、子供が近づかないように注意したい。)
無事に支柱が倒れた後は、散らばっただるまや支柱も火の中に投げ込まれます。
お餅つき
どんどんやきの火が落ち着いてくると、焚火のような役割となり寒さが凌げます。
それぞれが持ち場へ戻って、次の催し「おもちつき」が始まりました。
市長さんも参加です!
豚汁
豚汁をいただいて身も心も温まります。つきたてのお餅を入れてもらう裏技も!
輪投げ
子供たちは輪投げに夢中です。どんな景品がもらえたかな?
どんどん焼き 残り火
さまざまな催しが終わりを告げる頃、どんどんやきの飾りは灰となり、残り火もわずかになりました。
行事のなか、地域に新しく転入されて来られたご家族やお子さんたちが紹介されます。
新しい土地に馴染むには時間がかかるものなので、こうした行事に積極的に参加することで、地域の方々の顔見知りになり、情報を得ることができると思います。
伝統行事が今も受け継がれている行事のなか、地域の方と触れ合え子どもたちにとって良い経験になると思いました。
柴田寿子
街メモ掲載日:2020/01/20
街メモ修正日: