※掲載されている情報は最新の情報とは異なる場合があります。
必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
街メモ |
「三嶋大社」基本情報
「三嶋」という社名が地名ともなっており、古くから地域の人々に親しまれている三島大社。富士火山帯根元の神、伊豆国魂の神、国土開発経営の神として信仰されています。殊に伊豆に流された源頼朝は深く崇敬し源氏再興を祈願しました。伊豆国 一宮として三嶋大明神の称は広く天下に広まっていきました。平成12年から重要文化財に指定されている本殿は一見の価値があります。境内に足を踏み入れると、昔から変わらぬ四季折々の美しさを目にすることができます。月ごとの祭事も多く、休日はいつも観光客で賑わっています。夏まつり、秋の紅葉、師走大祓も味わい深いものがありますが、とくにおすすめしたいのは、街中にありながら非日常を味わえます。
大鳥居
今回は三嶋大社にいちばん近い伊豆箱根鉄道・三島田町駅から訪れてみました。
駅に隣接しているスーパーカドイケ三島田町店の先NTT西日本北田町ビルを、左に歩いていくと県道21号三島裾野線に出ます。そこから三島市役所のある方を目指して北上し、商店街大通りから大社町西の信号を右折すると三嶋大社の鳥居が正面に見えます。
大社の鳥居は大きく、見応えがあります。
たたり石
鳥居をくぐってすぐ右手に見えるのがたたり石です。
たたり石は、東海道と下田街道の真ん中で交通整理の役目を果たした石で、約2900年前の富士山噴火により運ばれたとされています。
神池の桜
三嶋大社の鳥居をくぐると神池があり、亀や鯉にエサをやることができます。
神池の桜の時期になると、境内には多くの花見客が訪れ参道には露店が並びます。賑やかな春の訪れです。
十三参り・七五三
春には、三島きもの専門店会による「知恵もらい厄除け子供たちの成長を祝う」十三詣りが行われ、数えで十三になる子どもたちが大社に参拝します。
秋には恒例の七五三行事も。子どもの健やかなる成長を祝います。
厳島神社
神池にかかる橋を渡ってたどり着く厳島神社は、北条政子が信仰したとされ、鮮やかな赤が池に映えます。安産・裁縫、芸事上達の神として人々に信仰されています。
総門
昭和5年(1930)北伊豆地震で被災し、翌年に竣功。三島市指定文化財。総門の注連縄は、重さ400kg、太さ2m、長さ6.4mもある。
神馬舎
神門手前の神馬舎は子どもの成長と健脚を祈る風習があります。毎年、多くの受験生が絵馬を奉納しています。
神門
慶応3年(1867)竣功。三島市指定文化財。
本殿
慶応2年(1866)竣功。国指定重要文化財。
本殿・幣殿・拝殿、三つの建物が連なる複合社殿。
年末年始の本殿は、参拝客で賑わいます。
おみくじや縁起物を買うのも、新年の楽しみです。
三嶋大社のおみくじが当たる?!とのうわさも・・・
若宮神社
神門をくぐると舞殿があり、そこを過ぎると立派な本殿が見えてきます。
その横に若宮神社の姿もあります。小さな神社ですが、いちばんのパワースポットとも言われいます。
神門裏口を抜けると、宝物館左手奥に神鹿園があります。奈良の春日大社より譲り受けた雄雌8頭の鹿が飼育されていて、毎年3月には神鹿記念祭を斎行しています。
宝物館には奉納品を多数所蔵しています。こうした宝物の数々を展示公開しています。
宝物館を過ぎると、駐車場手前によりお手洗いと売店があります。よりどころと呼ばれる土産物店で名物の福太郎餅を購入できます。店内では食べることもできますよ。
春満開の桜、夏まつりの賑わい、秋の七五三祭事、冬の年越しなど、どの季節に訪れても、大社の良さを感じることが出来ます。
三島駅から訪れる場合や駐車場から入る場合、鳥居をくぐらずに境内に入ることも出来ますが、やはり大鳥居をくぐって入りたいですね。
桜の季節や、祭事の時期によって駐車場が大変込み合い。道も渋滞するので、その時期の車は大変かもしません。少し離れた駐車場か公共交通機関へのアクセスが良いのでおすすめです。賑わう時期にも、渋滞の心配なく訪れることができます。
お正月の三が日、混雑を避けたい人は午前8時までに参拝すると良いとおもいます。
大社の周りには、さまざまな土産物店が軒を連ねています。回転すし店や、名物みしまコロッケなど、ちょっとした惣菜をつまめる店もあるので、おすすめです。
柴田寿子
街メモ掲載日:2020/01/23
街メモ修正日: