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街メモ |
源兵衛川
源兵衛川は、楽寿園内小浜池を水源とし、中郷温水池までの1.5㎞を流れる湧水河川で、「水の都」三島の象徴ともなっています。川には飛び石などが配置され、市内の散策コースとして、四季折々訪れる人を楽しませてくれます。今回は、市の中心部・広小路駅をスタート地点として秋の源兵衛川を満喫したいと思います。
源兵衛橋
三島広小路駅を出てすぐ左手の踏切を渡り、右手に鰻で有名な「桜屋」さんの左隣に橋はあります。
この先に「三石神社」と「時の鐘」があります。
三石神社
源兵衛橋の先にある「三石神社」は、源兵衛川の川沿いに三石(みついし)という巨石があり、その上に社殿を建て稲荷社を祀り三石神社となったと言われています。
毎年5月の例祭初日には、三嶋大社の神主による神事が行われ、境内には露店が並び、しゃぎり、カラオケ、ビンゴゲーム大会などが賑やかに催されます。
7月には七夕まつりも開催されます。
駿豆線の線路下
「三石神社」の境内を通り抜けるように川沿いを歩いていくと、駿豆線の線路わきに出ます。
線路の下を流れる源兵衛川は昭和の風情を漂わせ、どこか懐かしい感じがします。
水辺の散歩道への標識
しばらく歩くと三島中央病院付近の踏切から、川に出られます。標識に従い階段を降りると、飛び石や橋の上を歩く水辺の散歩道が用意されていました。
源兵衛川の各所には案内の標識があり、迷わずに散策することができます。
踏切下をくぐる時、天井が低いので頭をぶつけてしまわないよう気を付けてください。(注意書きがあるが、見落としがちである)
広小路駅の川沿いから一本松までは、どの地点からでも市街地に出られるので、公共交通機関へのアクセスが良いので、車でなくても気軽に出かけられます。
水辺の散歩道
川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりと景色を堪能します。川面がキラキラと光に反射して、とても美しい光景です。散歩道では、歩行者同士が擦れ違えるように配慮されているので安心です。擦れ違いざま挨拶や会話を交わしたりして、気持ちもほっこりします。
水辺の散歩道
水辺を歩くだけでも、とても癒やされます。
上流の方では川に入れる場所があります。
水の苑緑地
水辺の散歩道の途中、源兵衛川の中流あたりに「水の苑緑地」があります。この辺りからは、川の上でなく川沿いを散策します。
春は川沿いの桜並木が美しく花を咲かせ、夏はホタルを鑑賞することができ、秋には紅葉を楽しめます。運が良ければカワセミに遭遇できるかもしれません。
水の苑緑地から一本松までは、どの地点からでも、バス通りの国道51号線に出られます。
(バス停=水の苑緑地からは佐野美術館、会館前、終着点からは一本松の停留所に出られます)
三島梅花藻
「水の苑緑地」近辺では三島梅花藻を鑑賞できるスポットがあります。川沿いの散策コースから階段を下りて近くで鑑賞することも可能です。水のきれいな場所にしか生息しない梅花藻は、源兵衛川の澄んだ水の中で生き生きとしてみえます。
春に楽しむことが出来る 桜の木
「水の緑地苑」から梅花藻を鑑賞して川沿いに歩くと、大きな桜の木が見えてきます。春には源兵衛川とのコントラストが素晴らしいです。夏は、上流の方の川に入って涼むことが出来、いつも子供たちで賑やかです。四季折々の源兵衛川にふれ心も身体もフラットになれます。
季節によって散策コースを変えるのも良いですね。
・夏は水遊びができる上流のコース
・春や秋は、桜や紅葉が美しい下流のコース
源兵衛川は温水池まで続きますが、川としての散策コースはここまでです。散歩道の終点は三島駅ゆきバスの停留所(一本松)でもありますので、帰りの心配もありません。
この先、一号線を渡ると川の終着点であり温水池があります。
用水路や温水池を楽しめる散策コースは、また次の機会に訪れてみたいと思います。
Route(QRコードいり)
「水の苑緑地」のあたりは、佐野美術館や併設の和食処「せせらぎ亭」「松韻」、和菓子店「雅心苑」パスタ屋さん「マリオパスタ」などがあるので、途中休憩しながら回るのも楽しいですね。
「雅心苑」と「マリオパスタ」の間には、三島梅花藻の里があります。梅花藻増殖のために造られましたが、観光スポットにもなっています。源兵衛川に生息する梅花藻もここから移植されたものです。
是非お気に入りの散策コースを見つけてください。
作成者:柴田 寿子
街メモ掲載日:2019/11/29
街メモ修正日: